花の舞

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  • はな87


    第35話 身体症状が仮面に

    便秘や食欲不振などの消化器症状、頭痛やめまいなどの神経症状、身体各部の慢性的な痛みなどの症状があって内科を受診しても、検査では「異常なし」と言われたことがありませんか。

     症状が改善すれば問題はないのですが、持続する場合はどうしますか。「自律神経失調症」と診断され、治療を受けても症状が改善しなければ、うつ病を疑う必要があります。 身体症状の心配が中心になり、憂うつ気分や意欲の低下などがあまり自覚されないうつ病があります。うつ病特有の精神症状がさまざまな身体症状でマスク(仮面)されているという意味で、「仮面うつ病」と呼ばれています。

     また米国では、検査で異常が見つからないのに、不眠やけん怠、しびれ、呼吸困難、めまい、頭痛などを生じた場合、これらの症状の多さとうつ病が関連していると報告されています。症状数が2〜3でうつ病などを有している率は12%、6〜8では44%、9以上では60%と、症状数が多くなればうつ病の可能性が高くなっています。

     このように身体症状が多い場合、裏に「うつ病」が隠れている可能性があります。軽度の意欲の低下や憂うつ気分もあればうつ病を疑う必要があります。症状を紛らそうとして、アルコールや鎮痛剤、その他の薬物に頼って依存症に陥る前に精神科を受診しましょう。

     次回は「うつ病になりやすい考え方」について。(大阪市立大大学院医学研究科准教授・神経精神医学、永田利彦)

    毎日新聞 2007年12月1日 大阪朝刊



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2008/03/12/ 22:47 うつ病 / TRACKBACK(0) / COMMENT(0) / PAGETOP  

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